モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 『 Le Songe ~夢~ 』 | Pの食卓

モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 『 Le Songe ~夢~ 』

7月15日、午後三時、渋谷Bunkamuraオーチャードホールは異様な熱気に包まれていた。

雷が轟き、雨が文化村通りを清めた直後、

睡蓮がゆっくりと花開くように、モンテカルロ・バレエ団の紡ぐ 『夢』 が幕開けた。


ワインレッドの幕が上がったとき、私は思わず我と我が目を疑った。

舞台上に現れた銀世界、それは、夏に現れた真冬の夢だった。




パンフレットからの一枚、ギリシャ彫刻に命が吹き込まれたかのように

クラシックバレエを踊る宮廷人たち。

シェイクスピアの作り出した喜劇 『夏の夜の夢』 は現代の天才マイヨーの才能を受け、

クラシック、コンテンポラリ、そして演劇の三つを備えた変化に富むバレエになっていた。



パンフレットに乗っていた一枚。これは陽気な妖精パック(ロビングッドフェロー)の後姿。

紫色の髪に他の妖精たちと一線を画す衣装を着こなし、まさにトリックスター。

奥に見えているのはタイターニア、15日は日本人の小池ミモザさんが演じていた。



タイターニアを背負うオベロン、どうでしょう、この野性味溢れるオベロン。

去年12月、グレゴリー・ドーランの 『夏の夜の夢』 で衝撃を受けた筋肉美のオベロン。

ドーランのオベロンが文化的かつ貴族的なタイラントであったのに対し、

マイヨーのオベロンは野性的かつ動物的なまるで赤鬼のようでした。

角のように突き出た赤い髪がとてもユニーク、ダンスも四つん這いというコンテンポラリ・ダンス。


タイターニアは妖精のイメージから離れ、雪の女王然とした冷たい輝きを放つ女王。

銀世界の舞台に最も相応しい妖精の女王でした。


『夏の夜の夢』 でもっとも重要な要素であるクィンスの劇。

グレゴリー・ドーランのそれは歴史に残る笑劇であり、同時に涙を誘うものでもありました。

マイヨーのクィンス劇は・・・ どっかで見たような・・・

ドーランのクィンス劇そっくりなように私には思えましたが、皆さんはどう感じたのでしょう。

ただ、哀しみの部分に関してはドーランを凌ぐ凄まじさ。

思わずクィンスの劇で涙してしまいました。


つまり、このバレエは傑作だったわけです。

飽きる閑も無い。 まさに傑作だったのです。


モナコ公国モンテカルロ・バレエ団日本公演オフィシャルブログ





観終わった後は・・・



吉祥寺のグルメツアー!といっても行くところはいつも一緒。

トークバックでオムライスを食べ、井の頭公園で食休みをし、そしてウラプールでF&C!

ウラプールのフィッシュ&チップスは二度揚げしているので、いつもサクサク!

こんなにおいしいフィッシュチップスは他にはない!


演劇や芸術を観た後はおいしいものを食べて語らうのが一番嬉しい。




さて所かわり横浜。


横浜・桜木町には-30度の世界を体験できる場所がある。

その名も 『アイスワールド』 !!

よこはまコスモワールド のアトラクションの一つなのですが・・・

これがすさまじい!

何がすごいかと言うと・・・



アザラシも凍る寒さ!! アザラシだけじゃない、ペンギンだって、白熊だって!

中に展示されている動物たちがみんな凍っているんだから凄まじい!

これぞ-30℃の世界、あまりの寒さに肌が痛いくらい!

うだるような暑さが一瞬にして吹き飛びました!



メガネだってこのとおりさ。