マシュー・ボーン 『シザーハンズ』 | Pの食卓

マシュー・ボーン 『シザーハンズ』

幻想的な純愛を表現するのにバレエほど相応しい表現手段は無い


映画、クラシック音楽、演劇と芸術に泣かされた経験は少なくありませんが、

まさかバレエでここまでぐっとくるとは・・・

公演中二度ほど目頭が熱くなり、じわじわとくるものがありましたが、

共に観た相手の手前上、涙を感情を噛み殺してしまいました。


泣いておけばよかった・・・

そんな感じを味あわせてくれたもの、それがマシュー・ボーンのバレエ 『エドワード・シザーハンズ』 です。

原作はティム・バートン監督 『シザー・ハンズ』 です。


20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
シザーハンズ 特別編

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言わずと知れたティム・バートンの名作 『シザーハンズ』

七年の構想を経て、イギリスの天才振付師マシュー・ボーンがバレエ化!

いやあ、これを奇跡と言わずに何と言う。

その出来栄えは、バートン監督自ら喜んでしまうほどの質の高さ!


どんなところが良かったか? もちろんバレエであったことが最大の良さです!

セリフは一切無い。 しかしバレエの繊細の動き、激しい動きが全てを語る。

バレエのお陰で、無口で感情表現のできない人造人間エドワードの心が痛いほどよく伝わる。

ヒロイン・キムとのダンスは思わず涙してしまう・・・


思い出しただけでも涙が沸いてきます・・・


25日にも観に行くため、多くは語りたくありませんが、

とにかく、バレエという枠を超え、ミュージカル、演劇、映画、様々なジャンルの中間点にあるようなバレエでした。

その幻想的かつ現実味溢れる演出は、まさに歴史に残すに相応しいものです。


未見の方、必ず観に行きましょう。当日券もたっぷりあるようですよ!